編集者・石川裕二の超個人的サイト

FEATURE —特集—

特集企画「40歳になる、わたしたちへ。」目次ページ

『Tokyo Reimei Note』を編集している、石川裕二です。私は、今年の12月で40歳になります。

……って、なんだか読んだことある導入だな〜〜と思ったら、そうです。10年前に「30歳になる、わたしたちへ。」という企画を本サイトでやっているのです。

当時は、自分という花が開くのか開かないのかという焦燥感でいっぱいでした。今はもう、自分にできる精一杯のことをできれば、それでいいと思って生きています。そうやって生きることができるようになりました。

心配事と言えば、離れて暮らす中学2年生と小学6年生の2人の息子が強く生きていってくれるか、くらいです。

それにしても、もう40歳です。いつまでも若いつもりでいたけど、10年前と比べて、自分の肉体にも精神にも大きな変化が起きました。たとえば? う〜〜ん、そうですね。肉体のことを言えば、太ったり、白髪が生えてきたり、何もしていないのにちょっと関節が痛かったりとか。

精神のほうはというと、ガンダムを素直にかっこいいと思えるようになりました。昔はガンプラと言えば、ジオン軍のモビルスーツのばかりを買っていたのですが、最近はガンダムに夢中です。特に、私の世代で言えばガンダムWとGガンダムの機体がいいですね。って、ガンダムのことがわからない方、すみません。

つまり、“ジオン軍が好きなわかってるおれ”みたいなことにはじまる、さまざまなセルフブランディングから自分を解放したのだと思います。

なんだか、自分に起きている変化がおもしろいです。年を取ることって、決してこわいことじゃなくて、楽しいことなのかも。そう言えば、30歳〜の企画で劇作家の永井愛さんは「年を重ねる度に自由になる」と言っていました。魂が自由になっていく感覚が、今ならわかります。

さてさて、じゃあ、私の好きな人たちは、一体、どんな40代の迎え方をしたのだろう。または、するのだろう。やっぱり、知りたくなるんですね。というわけで、トップバッターは私が10代の頃から大好きなアーティストの[ kei ]さんです。

相変わらずゆるい更新頻度で恐縮なのですが、私が40歳になる12月まで、毎月1回更新する予定です。ということは、全6回(※第0回を入れて全7本)の予定ですね。第2回以降、誰が登場するのかはお楽しみに!

40歳になる、同世代のみんなへ。そして、既に40歳になった少し先輩のみなさんへ。共にすばらしい40代を生きていきましょう。


取材・文=石川裕二
写真=池田宏

最終更新日:2024年9月5日



【第0回】
高木裕吉「石川くん、40歳になるって?」を読む



【第1回】
[ kei ]「いつだって、今が最高だと思える人生を」を読む



【第2回】
平田満「名優が40代に抱えていた葛藤と70歳の現在地点」を読む



【第3回】
安藤裕子「自分を一番に愛でて、労り、褒めてあげて」を読む


※第4回は10月に公開予定です。

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