特集企画「40歳になる、わたしたちへ。」が無事に終わりました。当初の目標通り、毎月1本の記事を公開することができて、ホッとしています。「30歳になる、わたしたちへ。」の時は、たったの2回+編集後記で終わりにしてしまいましたし。自分のメディアに対する責任感というか、愛着のようなものが出てきたのかなと思っています。
10年前と今の自分を比べると、いろいろな変化がありました。出会いもあれば別れもありましたし、精神的にも肉体的にも病気を経験しました。10年という月日の流れを感じます。
30代と40代との違いという点では、若い頃は自分のことを大きく見せたがっていたのですが、そういうことが一切なくなりました。むしろ、過不足なしの自分を伝えるのに必死です。どういう心境の変化なのかはわかりませんが、自分のできること・できないことを受け入れられるようになった、というところでしょうか。
自分の30代のビッグイベントの一つが、うつ病と診断されたことなのですが、その後は自分を甘やかさなければ生きていけないとでも勘違いしているかのように、怠惰な生活を何年も送っていました。毎日、口から出るのは、死にたいという言葉。シラフでは生きていられないので、昼からお酒を飲んでいました。今、振り返ると恐ろしいです。自分が本当にしたいことをしよう、と2023年に法人成りしたことで生きる希望が湧いてきて、今ではダイエットに必死です。誘惑に負けがちですが……。
「40歳になる、わたしたちへ。」という企画をやるかどうかは悩んでいたのですが、第0回の高木さんからの突然の連絡がこういう形になるとは思いもしませんでした。私は好きな人に会う機会を得られて、とても幸せな気持ちでいます。高木さんに感謝ですね。ある日、高木さんの会社の方から、「うちの代表だけ一般人で驚きました」と言われました。わはは。
各記事に対する個人的な感想はあるのですが、それは一人ひとりの読者の方が自由に感じてくださればいいので、割愛します。個人的な気持ちだけ残しておこうかな。
[ kei ]さん、2回も取材させていただけて、本当にうれしかったです。また取材させてください。平田満さん、僕の憧れの演劇人です。今の年齢だからこそできる平田さんの演技も楽しみにしています。安藤裕子さん、30歳の時に引き続き登場してくださり、ありがとうございました。50歳の時もお願いします。いがらしみきおさん、こんな小さなサイトに登場してくださって、ありがとうございます。サインは一生の宝物です。ふかわりょうさん、僕に新しい取材のアプローチの仕方を教えてくださり、ありがとうございます。まだまだ成長の余地があるんだと思えました。
第1回にご登場いただいた[ kei ]さんについては、その後もヴィジュアル系に関する鼎談記事に参加してくださったのですが、その記事がGoogleのオススメに載ったらしく、うちのサイトではめずらしい“1万PV超え”を達成してくれました。1万PVというのは、大手サイトでも成功か否かを判断する基準の一つなので、うちのようなサイトでそれを実現できたことは、小さなサイトを運営し続けていく自信にささやかながらもつながりました。Google、ありがとう! これも時代の変化ですね。
これから私は、ひとまず50歳に向けて人生を走り抜けていくことになります。まだまだやりたいこと、やらなくてはいけないことがたくさんあります。健康に気をつけて、生きていきます。一連の撮影を担当してくださった池田さん、デザインをしてくださった森田さん。お互い、じいさんになっても何かつくり続けましょうね!!
さて、各記事のなかに、たくさんの金言がありますが、安藤裕子さんが本記事について紹介するツイートをしてくださった時に添えてあった言葉に、僕は感銘を受けました。最後にその言葉を載せて、筆を置きたいと思います。
「さあ、生きる以外に何ができようか」
▲40歳になった僕を、池田さんに撮影してもらいました。来年は、このお腹を引っ込めるぞーーー!
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