編集者として、メディアとして。

「おれたちは、取材した人を守らなきゃいけないんだよ」
――僕が駆け出しの編集記者だった頃、
当時つくっていた媒体の編集長に教えられたことです。

それは「(話し手が)いたずらに世間から反感を買うような表現を避ける」
「人のイメージを下げる恐れのある記事をつくらない」とも言い換えられます。
インタビュー記事などをつくる時、僕は常にその言葉を大切にしています。

『東京黎明ノート』では、編集部がすばらしいと思う人やプロジェクトを
紹介しているからこそ、上記の点には特に留意した上で必ず本人校正をして、
話し手の真意が最大限伝わる記事になるように努めています。

しかし、それが犯されそうになれば、時には媒体として戦わなければなりません。
僕は、一メディアの編集長として責任ある行動をしていきます。
むしろ、それが出来なければ、編集者でいる資格も、
メディアを持つ資格もないと思っています。


WEBマガジン『東京黎明ノート』は、今後の活躍が期待される「人」や、
アート・エンターテインメント業界をより良くしようとしている
「プロジェクト」などを紹介するメディアです。

『東京黎明ノート』がそれらを紹介することで、たくさんの人に注目され、
その思いに共感・協力する人が生まれるようになれば、
メディアとして一つの役目を果たせると思っています。

僕は、すばらしいと思える人やもののことを、
もっと、もっと、たくさんの人に伝えていきたいです。
そうして、アートやエンターテインメントが私たちにとって、
より身近なものになればと思います。

それらが、今よりもっと身近になって日本に広まれば、
表現者にとって創作しやすい環境が生まれ、
人々を楽しませられる、より多くの作品が生まれます。

そして、作家は再び新しい作品をつくることができるようになる
……という正のスパイラルが生まれ、日本の文化水準そのものが上がっていくはず。
一人ひとりの生活を彩り、豊かにするアートやエンターテインメントこそ、
人々の生活の糧となり、今の日本の閉塞感をも
打ち破ることができると僕は信じています。

ファッション、音楽、演劇、写真、絵画、彫刻、小説、漫画、アニメ、ゲームetc.
『東京黎明ノート』では、これからもたくさんのすばらしい人や
プロジェクトを読者の皆さんに伝えていきます。

『東京黎明ノート』が発信する情報によって、
少しでも多くの人が幸せになるように、
勇敢さと誠実さを持って、媒体をつくっていきます。

今後ともよろしくお願いいたします。


                             東京黎明ノート編集長
                                   石川裕二