第14夜 素敵な嘘のお話

もうすぐクリスマスですね。




サンタクロースからお手紙を貰った事がある貳來です。




「サンタクロースを見るまでは寝ない」と心に決め、
12月24日の夜一生懸命眠気と戦っていた事がありました。




今なら勿論起きていられるのでしょうが、
当時は気付くと朝になっていて
「ああ、今年も会えなかった…」と思っていたものです。




ファンタジックな事は全く信じてなさそうに思われますが、結構好きです。
嘘でも本当でも困る事ではないし、信じていた方が面白い事は信じています。

サンタクロースは実際いますしね。



年を重ねて知識が増えていくと、
子供の頃の発想力や感覚は自然と無くなっていくなあ、と思う事があります。




言う程生きておりませんが、
それでも振り返ってみると子供の頃の考え方は面白い事が多いです。

今でも覚えているのは、描いたキャラクターに付けた名前。
「こんな音しそう」というイメージで勝手に漢字の読み方を決め、
それを当て字に使っていました。

読めもしないその漢字たちを
一体どこから引っ張り出してきたのか覚えていませんが、
記憶の限りではちゃんと実在する漢字だった様に思います。




今はもう読み方がわかってしまうので出来ない事ですが、
前回書いた「作品タイトルの付け方」からすると、
基盤は此処にあったのかもしれません。



それから、母が料理している後ろで遊んでいる時。
私の行動は見えないはずなのに母には全てわかっていたので、
不思議に思った幼い私が色々と考えてみた結果…

「お母さんになると、後ろに眼が出来るんでしょう?」




これは間違いない、と母に訊いてみた所「そうだよ」との返答。
今考えるとまるで怪談ですが、当時は「母親ってすごい!」と思い信じていました。



そんな自分も多少大人になり「あれは冗談だったのか…」と気付く事が沢山ありました。

昔真っ赤なメッシュを入れていた頃、小さな子供に
「どうしてここだけ髪が赤いの?」と訊かれ、
「元々赤い髪が生えるんだよ」
と教えたら「すごい!」と目を輝かせていました。

あの子も今では「あれは冗談だったのか…」と思っている事でしょう。

ジョークを楽しみ子供の心を忘れずに生きたいですね。

今日地球が滅亡すると言われていますが、
生き残れたらまた金曜に。


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