第13夜 広げるお話

レアジク13度目の金曜日がやって参りました。

以前も不吉な数字の話をしましたが、「13」も不吉な数字で有名ですね。

タロットで「13」と言えば、死神のカード。
死神といえば黒づくめの骸骨…




死神ではありません。貳來です。




さて、先週から引き続き”名前”に関するお話。

私の名前については第12夜を読んで頂くとして、
今日は「作品のタイトル」に触れてみます。




私の作品のタイトルは、初期と一部の絵を除いてほぼ全てが「漢字2文字の造語」です。
特別”縛り”という訳ではないけれど、元々漢字も造語も好きだった事と、
自分の思う作品イメージとの相性の良さから使い続けています。

先にタイトルが浮かんで、それに合わせて描く事もありますが、
殆どの場合は出来上がった作品を見てから決めています。




最終的にはやはり「音」と「見た目」が格好良いかどうかを重視していますが、
「音の意味」と「漢字の意味」夫々1つ以上を持ったタイトルになっています。

作品は観る側に自由に受け取って貰う方が個人的には面白いので、
時々頂く感想や意見などは実に興味深く、有難く読んだり聞いたりしています。




特に感覚的な部分、作品から感じたものや見えたイメージ等は、
私とは全く違った世界観を見せて貰えたり、
逆に私の頭に無意識的にあったものに気付かされたりと面白い事ばかり。

作品について私があれこれ話すより、逆に人の話を沢山聞きたいです。




言葉というのはとても強いものと感じているので、
作家である「貳來」が発してしまうと、意味を持ち過ぎる気がしています。
元々作品に「こう観て欲しい」というものやメッセージ的なものはありませんし、
作品のイメージを狭める事はなるべく言わない様にしています。




なので唯一作品に付ける言葉である”タイトル”にはとても気を遣います。

強い言葉で狭めるのではなく、タイトルがある事でイメージが広がったり、
色々な表情が見えてきたり…その2文字が作品の一部として在る様に。



と言いつつ、複雑なのと、普段使わない様な漢字も良く使うのとで、
たまに自分も意味をど忘れしていたり…。



イメージに合う漢字が思いつかない時は辞書で調べたりしますが、
いつも思い出す事がひとつ。

幼少期本を読むのが好きだった私は家にあった本を読み尽くしてしまい、
とりあえず何か読みたくて国語辞典を手に取りました。

知らない言葉が全て解説されている為これが中々に面白く、
家中持ち歩いて最後まで読んだ様な気がしますが、
未だにネタにされ「気持ち悪い」と言われています。




失敬な。

覚えてない言葉の方が多いので、今読んでも面白いはず。

私以外にもきっと辞書を「引く」のではなく「読んだ」方が居ると信じて、
また次回、お会いしましょう。


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