第8夜 夜のお話

皆様、お気付きでしょうか。
夜に更新されるわけでもないのに、連載を「夜」で数えている事に。



何故か?



………好きだからです。

夜行性の絵描き、貳來です。




夜というのは不思議な力があるような気がします。
暗闇と静寂に包まれた神秘的な雰囲気がたまらなくて、
深夜に外でぼんやりするのが結構好きだったり。



時々「夜」は生きているのではないかと思います。

1人で静かにしている時、
夜そのものが何か意志を持ってこちらを見ている様な気分になる事が…

何とは言い難いのですが、
存在感だけがそこにあってただ見られているのです。

しかし幽霊話の様な怖さはなく、
かと言って見守られる様な感覚もありません。

不思議ですね。



一度ふと思い付き「夜」をテーマに制作した所、
まるで始めから在ったものの様に絵とすんなり同化。
過去に自分が描いた絵を見てみても、
『夜』と似た匂いがすることに気付きました。

ただ見られるだけだった夜と対峙してみたい。

そんな気持ちもあって、意識的に「夜」を描いています。

現在進行形で。

先週からバナーを貼って頂いておりますが、
今月13日からこの「夜の存在」をテーマに掲げた個展を開催します。

此処「東京黎明ノート」さんのリアルギャラリーで初個展を終えたのが6月末。
今回は自分史上2度目、更にまさかの今年2度目となる個展。
今年5月に展示活動を始めてからここまで、有難い事に本当に展示づくしです。

…と書くと何だかとても行動力ある人の様ですが、
自分から行動したのはまさに「はじめの一歩」だけ。

本来は石橋を渡ろうとするならば



叩き過ぎて割るタイプです。

金槌は石橋ではなく釘を打つものと教えてくれた周囲に感謝しつつ、
打った釘にはどんどん新しい絵を掛けていく所存ですので、
ご都合宜しければ是非「夜の存在」を体感しにいらしてください。



それではまた来週。


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