「roomsLINK 03」

20日(水)から22(金)日に開かれた、「roomsLINK」
(アッシュ・ペー・フランス主催)の取材に行ってきました。
国内外のバイヤー、メディア関係者が約1万人来場する、
国内最大級のファッション展示会で、今回が3回目の開催でした。

参加した60ブランドのほぼ全てを見て回りましたが、
メディアに対して丁寧に対応していただいたり、
バイヤーの方に対しても商品の魅力を熱心に伝えるなど、
若いブランドは特に熱気にあふれていました。

そこには、「前に進もう」という意志や、
5年後、10年後の業界を担っていこうという
気負い立った様子も伝わってきました。

その一方で、バイヤーやメディアへの対応において、
その熱気に差を感じるブランドもごく少数ですがありました。
これは、ブランドというよりは、ブランド内の
広報活動などを務めるプレス担当者の問題かもしれません。

今回の「roomsLINK」は、東日本大震災の影響を受け、
会期を1カ月延長しながらも「東京、日本のファッションを終わらせない」
というメッセージのもとに開かれました。

「ファッション(ビジネス)」と「社会」は繋がっています。
バイヤーやメディアに対して働きかけることで物流が動き、
ファッション界が、引いては日本が活気を取り戻すきっかけにもなります。
それを繋ぐのがプレス担当者の役割の一つでもあると思うのですが、
その立場を、自分をよく見せる装飾品としか見ていないのでは、
と感じる人もいました。残念に思います。
今回の展示の場に立つことへの意識が低いとしか思えません。

今回、多くはデザイナーの方に取材対応をしていただきましたが、
良いブランドは、デザイナーのしていること・したいことを
プレスが共有しています。今回は「FUGAHUM(フガハム)」
などのブランドで、それを強く感じました。

今後、国内でファッションを盛り上げていくには、
“良いプレス”の存在が一層不可欠となるでしょう。
服づくりにおいては、既にいいものもたくさんあるわけですし。

もちろん、それを紹介する側である、
私たちメディアの成熟も求められます。
「東京黎明ノート」も共に歩み、
その一端を担えるようにと思って活動しています。

「roomsLINK 03」のレポートは、明日29日(金)公開予定です。


会場となった六本木アカデミーヒルズ 40からの景色

                      「東京黎明ノート」編集者
                              石川裕二